- 家づくりのヒント
大切な命を守る「ヒートショック対策」
ヒートショックとは
ヒートショックとは。室温の急激な変化で血圧が著しく変動し、
心筋梗塞や脳梗塞、めまい、失神などの症状が現れることです。
突然死の原因となることもあるためしっかりと対策することが重要です。
ヒートショックの原因
ヒートショックは主に家の中での温度差により起こります。
暖かい部屋から寒い洗面所やお風呂に移動し
その後、入浴することによって血圧が急激に変動するため
特に高齢者はヒートショックを引き起こしやすくなってしまいます。
すぐにできる対策
①入浴前に声をかける
家族に声をかけていれば異変に気付いて安否確認することができます。
②長湯しない
長湯をすると心臓に負担がかかり疲労感が増し転倒しやすくなってしまいます。
③浴槽の温度を低めにする
熱いお湯に入ると血圧が急激に上がることにつながりやすいです。
④お酒を飲むなら入浴後に
お酒を飲んでいると血圧が下がりやすく、入浴すると血圧が急激に変動しやすくなります。
⑤洗面所やお風呂を暖めておく
暖房器具を置いたり、お風呂の蓋を開けて置いたりと温度差をなくすことが最も重要です。
ヒートショック対策に役立つアイテム
浴室乾燥暖房機
「乾燥」「換気」「涼風」「24時間換気」など、さまざまな機能が搭載されているものもあります。
梅雨の時期は洗濯物を乾かすこともでき一石二鳥のアイテムです。
すまい生協では、プレミアムプランの標準設備です。
内窓(二重サッシ)
窓を設置する際は、内窓を設けることによって浴室内の熱損失を抑える事ができます。
新築でも樹脂窓を採用すれば、室内をずっと暖かな環境にすることが期待できます。
コンセント
洗面所や脱衣所にコンセントを設置しておくと暖房器具を置くことが可能です。
暖房器具以外にもサーキュレーターなども設置できるので、おすすめです。
引き戸
万が一、浴室内で人が倒れてしまった際に浴室の扉が内開きだと体で扉が塞がれることも考えられます。
引き戸や速やかに取り外せる扉を採用することによっていち早く救助することができます。
暖房便座
トイレには、暖房便座を設置しましょう。
または便座カバーを掛けるなどして、お尻に冷たさが直接伝わらない工夫をすることもおすすめです。
まとめ
お家での中での気温差をできるだけなくすことが大切です。
寒い冬、しっかりと対策して快適に過ごせるよう心がけましょう!